消費デトックスで人生を奪還せよ

家賃、光熱費、サブスク(U-NEXT、Kindle Unlimited)を除き、月15万円生活を目標に掲げた今月。しかし27日時点で、支出は16万円を超えてしまった。

主な要因は、演劇のチケット代(3万円超)や、デジタルデトックス用の機器 Jelly2(1.8万円)などの出費だ。さらに内訳を振り返ると、あまり乗り気ではなかった飲み会代(5,000円)、その前後につい乗ってしまったタクシー代(4,000円)、そして25歳の誕生日に奮発したPRADAのバッグの修理代(8,000円)が重かった。

飲み会は新しいコミュニティとの繋がりという必要経費として割り切るにせよ、バッグの修理代は想像以上だった。もはや「一生バッグは買わない」という「強い気持ち・強い愛」を感じている。来月は絶対15万円に収めるぞ^^

今年に入ってからは、昨年経験したストレスによる浪費行動を省みて、ミニマリスト的思考でモノを出来るだけ買わないよう心掛けてきた。今朝Kindleで読んだ『消費デトックス』という本によって、自分の中にさらに一歩踏み込んだ視点が芽生えたのでメモしておく。

現代の資本主義は、他者の影響を受けやすく、行動を予測しやすい「消費中毒者」を必要としている。

広告やマーケティングに惑わされて消費を繰り返すことは、自分のお金や時間を失うだけではない。ゴミ同然の代物の生産を強いられている他人の労働時間、つまりは「誰かの命」まで奪っているのだという。

また、ファッションなどの流行は業界が作り上げた幻想に過ぎない。そうした流行に惑わされやすい人は、人生における「長期的な流行」——例えば「大企業で定年まで働く」「○歳までに結婚して子供を作るのが幸せ」といった、他人が定義した幸せの型を追うことに必死になり、自分が本当に大切にしたいものを見失ってしまう。

結婚せず、一人で孤独に一生を過ごす幸せを(フェミニズム的文脈も含め)自分の人生で実験したいと考えている私にとって、この指摘は目から鱗だった。世間の流行に流されることは、人生の重大な選択までも他人軸で選んでしまうリスクを孕んでいるのだ。確かに。思考の癖というのは日々の積み重ねにある。

企業が私たちの物欲をどう刺激し、扇動しているか。その構造を理解しておくことは、衝動的・他人軸な消費を食い止める強力なストッパーになるはずだ。それは単なる金銭的な節約にとどまらず、自分の貴重な時間、つまりは「人生」を奪われないための防衛策でもある。現代においてはSNSを遮断するのが一番の近道だろう。そのために私はXを辞めたし、効果を感じている。

……すべて理屈では分かっている。分かってはいるけれど。 それでもやっぱり、「プラダの靴が欲し~い~の」。